吉川紙業株式会社の創業は1882年(明治15年)。
2022年8月で創業140年を迎える長い歴史を持つ企業です。
戦前、戦中、戦後の激動の時代、つねに紙のパイオニアとして生産性や品質の向上に努め、物流の基盤を支える包装資材の製造を通して、あらゆる産業の発展に貢献して参りました。特に昭和30年代は、日本の経済の高度成長と相まって段ボールの需要がいちじるしく拡大。当社においても段ボール工場を新設するなど、今に至る段ボール事業の確立の時期となりました。
その後、たえず技術革新を重ねるとともに新しい段ボールの可能性に果敢に挑戦し、複雑多様化するユーザーの要求にきめ細かく対応。おかげさまで順調に業績信用を高めることができ、今や段ボール産業で確固とした地位を固めるまでに成長を遂げています。
近年、地球環境問題に対する社会的関心が急速に高まる中、段ボールのリサイクル率の高さが改めて各界の注目を集めています。再利用が容易で、機能性・美粧性にも優れ、かつ経済的な段ボール。これからの時代、段ボールの活用分野はますます広がって行くことでしょう。
これらの需要構造の変化に積極的に対応するために、永年培ってきた製造技術にさらに磨きをかけることはもちろんのこと、「包む」機能に新しい付加価値を提案していくことが当社に課せられた使命と考えています。そして着実に前進することによって、社会生活に広く貢献しお役に立って行きたいと念願いたしております。
代表取締役社長 石橋 真也